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Team Jayco AlUlaがツール・ド・フランス2025出場メンバーを発表!

2025年7月1日

チーム/ライダー

7月5日(土)に開幕する第112回ツール・ド・フランスに向けて、Team Jayco AlUlaが8名の出場選手を発表しました。オールラウンダーのベン・オコーナー選手(オーストラリア)と、スプリンターのディラン・フルーネウェーヘン選手(オランダ)の両名をエースに据え、個人総合でのTop5入りとステージ優勝を目指します。

チーム史上初のオーストラリア人総合リーダー

▲ベン・オコーナー選手(オーストラリア)

チームと同郷のオーストラリア人選手が、ツール・ド・フランスの個人総合争いでエースを務めるのは、2012年のチーム発足以来初めてのこと。4度目のツールに挑む29歳のオコーナー選手は、昨年のブエルタ・ア・エスパーニャで総合2位、2021年のツールで総合4位と、グランツールで豊富な実績を誇り、3大グランツール全てでステージ優勝を挙げています。

山岳ステージでオコーナー選手を支えるのが、ルーク・プラップ選手(オーストラリア)とエディ・ダンバー選手(アイルランド)です。両名ともツール初出場ながら、グランツールでの実績と経験は十分。プラップ選手は5月のジロ・デ・イタリアでステージ優勝を挙げ、ダンバー選手は2023年のジロで総合7位に入り、昨年のブエルタでは2ステージを制しています。

▲ルーク・プラップ選手(オーストラリア)▲エディ・ダンバー選手(アイルランド)

【ベン・オコーナー選手:再びグランツールでのTop5入りを目指す】
「このチームには多彩な選手たちが揃っており、私もこれまでにグランツールで好成績を収めてきました。ツール、ブエルタ、ジロと3大グランツール全てで個人総合Top5入りを果たしており、今回のツールでもTop5入りを目指して全力を尽くします。スプリンターのフルーネウェーヘン選手もメンバー入りしており、ほぼすべてのステージで何らかの狙いを持つことができます。ツールはいつでもワクワクします。世界最大のレースであり、プレッシャーも最大級ですが、それに見合うだけの栄誉がある大会です。

今大会は、第9ステージまでの前半と、第10ステージ以降の後半に分けることができます。前半はパンチの効いた短い登りが多く、うまく乗り越える必要があります。後半には30分から1時間かかる長い峠が多く用意されており、こうした登りは私の得意とする地形なので、ここで勝負したいと思います」

フルーネウェーヘン選手が2年連続のスプリントステージ勝利を狙う
今大会で設定された7つの平坦ステージでスプリントエースを務めるのは、ツールで通算6勝を誇るフルーネウェーヘン選手。6月上旬のツアー・オブ・スロベニア(UCI 2.Pro)ではステージ2勝を挙げ、直近のオランダ選手権では3位と、コンディションを上げてきています。昨年のツールで勝利に貢献したルカ・メズゲッツ選手(スロベニア)とエルマール・ラインダルス選手(オランダ)が、今年もフィニッシュ前のリードアウトを担当します。

▲ディラン・フルーネウェーヘン選手(オランダ)▲ルカ・メズゲッツ選手(スロベニア)▲エルマール・ラインダルス選手(オランダ)

オーストラリアとスイス 2人のナショナルチャンピオン
今大会に出場するTeam Jayco AlUlaの8名のうち、2名はロードレースのナショナルチャンピオンです。チーム最多となる11回目のツールを迎えるのは、オーストラリア王者のルーク・ダーブリッジ選手。ニックネーム「Turbo Durbo」の由来である持ち前の独走力と豊富な経験を生かし、あらゆる地形でエースを支えます。一方、初出場となるスイス王者のマウロ・シュミット選手は、先のスイス選手権でロードレースと個人TTの2冠を達成。今大会では中級山岳ステージでの逃げ切り勝利が期待されます。

▲オーストラリア王者 ルーク・ダーブリッジ選手▲スイス王者 マウロ・シュミット選手

【マシュー・ヘイマン監督:開幕ステージ優勝とマイヨ・ジョーヌを狙う】
「再びツール・ド・フランスに参加できることを、とても嬉しく思います。プラップ選手(TT)とダーブリッジ選手(ロードレース)という2人のオーストラリア王者に加え、チーム史上初のオーストラリア人総合エースとしてオコーナー選手がメンバー入りしたことは、オーストラリア籍のチームとして、とても大きな意味があります。

開幕ステージは集団スプリントで決着し、スプリンターがマイヨ・ジョーヌを獲得する可能性が高いと考えています。フルーネウェーヘン選手はきっと興奮しているでしょうし、勝利することが出来れば最高の瞬間になるでしょう。その後の第2~第9ステージは、とても厳しい戦いが待っています。クラシックレースのようなパンチの効いたステージが多く用意され、早くも第5ステージで個人TTが行われます。

▲マシュー・ヘイマン監督

スプリンターにとって厳しいステージも5〜6つはあるでしょう。一方で、逃げ切り勝利やアグレッシブな展開が見られる可能性もあります。山岳ステージでの個人総合争いが大詰めになる前に、第13ステージでは山岳TTもあります。

最初の10日間は、総合勢を擁するチームにとってストレスな日々になるでしょう。ツールは常にストレスフルで、世界最高峰の舞台だけに緊張感も高まります。今年もハイスピードなレース展開が予想されており、混沌の中から我々のチームにチャンスが巡ってくることを願っています」

【ブレント・コープランドGM:ツールにふさわしい最強のラインナップを作り上げることができた】
「シーズンで最も規模が大きく、権威のあるレースの1つであるツール・ド・フランスがいよいよ開幕します。チームは時間をかけて、今年のツール・ド・フランスに向けた準備を進めてきました。パフォーマンスチームの努力のおかげで、ツールにふさわしい最強のラインナップを作り上げることができたと確信しています。2つの目標を持つチームを編成するのは決して容易なことではありませんが、バランスの取れたメンバーだと確信しています。

▲昨年のツールではフルーネウェーヘン選手が第6ステージを制した

毎年のことですが、ツールのグランデパールに立つチームの姿を見るのは光栄なことです。もちろん、これまでのツールを上回る好リザルトを残せればと思っています。GreenEDGE Cyclingにとって初のオーストラリア人総合エースとなるベン・オコーナー選手をサポートできることを嬉しく思います。

世界中から多くの注目を集めるツール・ド・フランスは、ライダーや私たちスタッフにとって非常に重要な意味を持っています。そしてもちろん、私たちを信頼し、継続的にサポートしてくださる忠実なパートナーの皆様がいなければ、私たちはグランデパールに立つことが出来ません。パートナーの皆様の献身的なサポートのおかげで、万全の準備を整え、最高レベルの機材とリソースを揃えることができ、自信を持ってレースに臨むことができます」

「Propel Advanced SL」や「TCR Advanced SL」「Trinity Advanced SL」と共にツール・ド・フランスの3週間を戦うTeam Jayco AlUlaの活躍に、ぜひご期待ください!

Team Jayco AlUla ツール・ド・フランス出場メンバー
エディ・ダンバー(アイルランド、初参加)
ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、11回目)
ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、7回目)
ルカ・メズゲッツ(スロベニア、6回目)
ベン・オコーナー(オーストラリア、4回目)
ルーク・プラップ(オーストラリア、初参加)
エルマール・ラインダルス(オランダ、3回目)
マウロ・シュミット(スイス、初参加)

Photo : Sprintcycling, Kramon, Giant Japan

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